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F校訪問 ④

2016.06.30.15:30

教頭、教務主任、通級担当教諭が同席して下さった。
サポートブックをお渡しして、
「息子がニコニコ学校に通えて、
その上で、例え人より少なくても遅れても、
本人にとってより多くを学べる環境に置いてやりたい」
という願いをまず伝えた。

更に、医師から指摘を受けた事として、
「離席・他害がない上、困り事を伝えられないので
問題を見過ごし易く、二次障害などを起こしやすい懸念がある」
と伝え、
「息子の為に少しでもご配慮頂ければ幸いです」
とお願いした。

学校側からは、最初に通級の先生から支援内容の説明があった。
実はこの学校の通級は設置して一年経っていないそうだが、
支援級を経験している先生の通級授業はとても頼もしく充実していた。

・基本はST
・通常学級で頑張っている分、通級をリラックスの場にもする。
・文字の読み書きに困難があれば、原因究明の上、訓練
・遊びのルールを教える支援もする。
・指示理解が困難であれば、通常学級に入って補助
・指先などの運動訓練
・勉強に困難があれば、社会生活に必要な部分だけ習得を目指す。
 (計算は計算機を使う、字が書きづらいならパソコンで、等)

今までにない程詳細な指導方針を示して頂いて、
私は内心小躍りし、凄い!これはいい!とガッツポーズをとった。

息子が勉強にどれほど困難がでるのか正直私には実感できていなかった。
お絵描きの合間にふいにひらがなを書いたりしていたので、
割と大丈夫なのかな、と思っていた。
ただ、鉛筆の持ち方が変なのと、はさみも上手ではないので、
指先が不器用なのは分かっていたから、訓練してもらえるのは有難い。

園でも先生の指示が分かっていないことが多いので、
通常学級に入って支援してもらえるのも非常に心強い。
息子は遊びのルールが分からず、理解するのも放棄して
独自の遊びをする傾向があったので、一人遊びが多い。
みんなの輪に入るために、遊び方を支援してもらえるなんて
本当に助かる!すごい支援の手厚さ!

私はひたすら感心し、興奮していた。


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F校訪問 ③

2016.06.29.16:30

通級教室の実際の受講内容を見せて頂くのは初めてだ。
教室の外が気にならないように、だろうか、
開き戸を開けると更にアコーディオンカーテンが設置してある。
それを向こうから開けて現れた先生は
スラッと背が高く、ハキハキと元気に挨拶してくれた。
1年生の男の子と向かい合わせの席に着き、
私達もその横の椅子を勧められた。
その後は授業を黙って見学させて頂いた。

先生と軽快にお話ししながら
黒板の日付や曜日をプリントに記入することから始まった。
ウチの息子は長い間日付や時間の概念が定着していない。
まだまだ使いこなすには時間がかかりそうなので、
根気よくinputしていかなくてはならないだろう。
恐らくこの授業でも重要な訓練として、
日付を認識し、板書をする作業から始めているようだ。

学習支援はしないということで、STとして
朝の挨拶は?→□□□□□□□□□
といった、プリント上の問題をまず声に出して読み上げて、
答えを記入し、また読み上げる、といったことを暫く続けた。

最後にハサミの練習として、線が描いてある折りたたまれた紙を取り出し、
「ゆっくり開いて~、紙を奥まで入れて~、ゆっくり閉じる~。」
と声を掛けながら、切っていき、最後に開くとフルーツの形!
色紙にキレイに貼り付けて完成♪
ウチの息子もキラキラした瞳でのめりこんで見入っている。

息子も工作が好きでハサミも一応使うが、
上手く切れず、時々プチパニックを起こしていた。
発達性協調運動障害があり、様々な動作にぎこちなさがあり、
あらゆる関節が硬く、イメージ通りに動かすこともできないようだ。
こうゆう訓練、ウチの子にもしてもらえると有難いなあ。

飽きないように、短い時間ずつ様々な活動を織り込んで、
一時間があっという間に過ぎた。
メリハリの効いた授業が終始楽しい雰囲気で行われていた。
先生には発達障がいについての豊富な知識があり、
対応や改善のスキルにも詳しいことが見て取れた。
この先生となら、楽しく取り組みながら成長できるだろう。
何より、息子が「この人と仲良くなりたい」気持ちが全開だ。

見学を終えて、次は応接室に場を移して先生方と面談だ。


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F校訪問 ②

2016.06.28.17:40

職員室に伺うと、教頭先生がにこやかに現れ、
音楽室へ案内してくれた。
支援級2クラスが一緒に音楽の授業を始める処だった。
「今日は何歌う?真っ赤な秋?虫の声?」先生が問いかけると
口々に「虫!」「秋!」とお子さん達が希望を唱える。
挙手の必要はなく、自由に発言している。
発語のないお子さんもいるが、ニコニコ楽しそう。
全員が授業に集中して参加できていて統率はとれている。
こういうフリーディスカッション形式は息子にとって
とても良さそう!
空気読めない発言しても許されそうな雰囲気だし。

『虫の声』を元気に歌い終わると「も、一回歌う~」と
児童からのアンコールでまた熱唱。
歌詞に出てくる虫の写真を先生が掲げて説明をしてくれ、
お子さん達も次々に質問をしていた。
見ている私も楽しくなってしまう授業だった。
全員が、「またね~」と手を振ってくれる中、退室した。

次に、通常学級を拝見しに移動。
一年生の教室へ誘導して下さった。

図工の授業中の教室で、みんなそれぞれ
持ち寄った箱を組み合わせて工作をしていた。
近くの席の子と相談したり、批評し合ったり、ワイワイと
でも節度は守って、きちんと自分の席で活動していた。
先生に厳しさはなく、でもきちんとクラスを掌握していた。
息子も、「ぼくもやりたい~!」と羨ましそうだった。

普段からいろんな空き箱を組み合わせて、
ロボットとかロケットとか家とか秘密基地等々作りまくっている息子。
もしかして、一年中図工をする教室だと思っていないかな?
という懸念はあったが、
その教室には確かに楽しい雰囲気が広がっていた。
「一緒にやれたら楽しそうだね!」と私は答えた。

一年生の教室を離れ、次は個別通級授業を見学させてもらう為
通級教室へ向かった。

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F校訪問 ①

2016.06.27.17:58

窓口の教頭先生は最初の電話からとても温かな語り口で、
とても分かり易く様々な説明をして下さった。

通級はLDを除いて学習支援はしていないこと。
支援級在籍者は現在、療育手帳保持者のみであること。
支援級からの交流は、離席がなければ個々の能力に合わせ自由に行える。
去年の実績では音楽・理科の実験・家庭科実習など。
学芸会は交流ではなく、支援級のみで出し物をしていること。
普段の授業を見てもらう為に、訪問を学芸会終了後、
落ち着いてからにしてほしいとのこと。

私は、それを承諾し、
見学事項のお願いとして、通級と支援級、それから
通常学級の授業を廊下から少し拝見したいとお伝えした処、
快諾戴き、全てが一日で叶うスケジュールを組んで下さった。

例によって、事前に訪問経路を考えたのだが、
今までで一番悩ましかった。
最寄りの駅まで電車一本で行けるのだが、乗車時間が長い。
息子の場合、同じ電車に長く乗るよりは、乗り換える方が気が紛れていいらしい。
そして、駅から学校が遠い…。長く歩かせるとパニックになる可能性が高い。
事前に本人も連れて練習として行くことも考えたが、
万が一嫌な印象を植え付けてしまうと、もう2度と行けなくなってしまう。
…勿体ないが、タクシーを選択した。
懐には厳しい、本当に。でも、ここはもう、致し方ない。

事前に私自身は電車で行ってみた。
全く知らない土地でもなく、好感を持っていた住宅街にある。
学校から漏れてくるお子さんの声は屈託なく伸び伸びした印象。
遊具も立派で、みんな元気に遊んでいる。
この子達に交じってウチの子が遊んでくれたらいいなあ、と
ぼんやりと思った。

当日、息子も学校訪問にちょっと慣れたようで、
タクシーに大喜びで乗り込み、
降りて学校に入るのも、全く抵抗なく飛び込んでいった。

意外と数の概念が定着しませんでしたが、今は計算も何とか(^∇^)

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E校訪問を振り返る

2016.06.24.15:14

E校に入れば、医師の指導にあった、
「支援級に在籍して、可能な限り普通学級に交流に出る」
「通常学級に在籍するならば難しい教科は取り出し授業をする」
は叶えられるらしい。

しかし、通常学級で理解ある担任の下での指導は望めないようだ。
奇跡的に理解も熱意もある担任が付いたとしても、
上層部は健常者を中心としたクラス運営を基本としていくだろうし、
ついていけない者は支援級へ、という学校としての姿勢を提示されてしまった。
そういう姿勢は児童にも伝染するだろう。
だとすれば、通常学級の居心地は息子にとって決して良いものにはならないだろう。

支援級も、先生方が孤独に奮闘しているが、統率はとれていなかった。
息子は団体生活の中では
「今何をすべきなのか?皆は何をしているのか?」
という疑問でいつも混乱している状態なので、
周囲まで混乱していては困惑を極めてしまうだろう。
何より、息子がこの学校の支援級は嫌だ、と思ってしまっている。
「嫌なことは絶対に嫌」なのが、息子である。

通級の担当教諭はとても落ち着いていて、
息子の気持ちに寄り添ってくれそうな方であった。
この方のサポートがあればやっていける?とも思ったが、
やはり、それ以外の環境が息子には険しすぎる、と判断した。

数日後、E校にはお電話で御礼を述べた上で、入学はしない旨をお伝えした。

それにしても、学校毎に支援体制が全く違うことには驚いた。
教頭先生や教務主任の理解度やご方針にも左右されるし、
先生方の理解や熱意も大事だが、知識やスキルも重要だ。
全てが影響し合うのだなあ。

理解を示してもらうだけでも、有難い事なのだとしみじみ思った。
私だって、自分の子供が発達障がいと分かった今だからこそ、
色々理解できるようにもなったが、そうでなかったら、
私みたいな親はモンスターペアレントにしか見えなかったかもしれない。
感謝を忘れずに、でも諦めずにお願いをしていかなくては。

学校見学相談も、ついに残すはF校のみとなった。
迷わずに決められるような、息子にぴったりの学校でありますように、
と願わずにはいられなかった。

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E校訪問 ③

2016.06.23.16:53

通級教室に招き入れられると何だかホッとした。
陽当たりがよく、静かな教室で
ほんわか温かい笑顔を湛えた小柄な女の先生が
私達親子に椅子を勧めた。

学習支援はせず、STのみを行うとの説明があり、
実際に挿絵を見ながら「お友達とこんなことになったらどうする?」
というシチュエーションを与え、その対応を息子と一緒に考える。
語彙力のない息子には、先生が二択を提示し、その選択肢についても
言い方を替えて理解を促してくれ、
「こっち!」と回答できるようにしてくれた。

後半はまた息子にはお絵描きしてもらい、先生とお話したが、
休み時間にも通級教室を開放していて、玩具も自由に使わせてくれるそうだ。
通級教室には、私たちは学習支援を望んできたが、
リラックスというか、安らぎや純粋に楽しい時間も与えてもらえれば、
恐らく苦難が多い息子の学校生活に光が差すのではないだろうか。
きっと多くの児童さんが癒されているに違いない、と感じさせる
温和さに溢れた先生だった。

お礼を言って学校を出た帰り道、
支援級の先生が抜き足差し足で時々ビルに隠れながら歩いているのを見かけた。
その姿は「尾行」そのものだった。
よく見ると支援級のお子さんが前を歩いており、
恐らく、送迎なしで子どもだけでの下校を開始したところなのだろう。
内緒で見守っているらしかった。
もしかしたら支援学級指導の経験は浅いかもしれないが、
熱意はとてもあるのだなあ、と、少し感動すら覚えた。
背中を見送って、私達親子も駅に向かった。


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E校訪問 ②

2016.06.22.15:49

通常学級を廊下から少し見学させて貰ってから
支援級の教室に入らせて戴くことになった。

E校では通常学級在籍者でも
国算理のみ支援級で勉強しているケースもあるとのこと。
通常学級にも国算の授業には補助支援教員が入っている。
しかし、教務主任の先生によれば、
通常学級では支援はできない、支援が必要なら支援級に入れ、
とのことだった。

通常学級では、
「わかった人~?」「はぁ~い‼」と沢山手が挙がっていた。
少々統率がとれてない印象はあったが、楽しげだった。

支援級の教室に入ると、騒然としていた。
知的・情緒の8人のお子さんが一室に集まり、
2人の先生がみていらした。
全員が個別のプリントで学習していた。
誰に向けられたものか分からないが、
九九を読み上げるCDがずっとかけっ放しだった。
先生が一人ひとりの解答を確認して、
少しずつ個別指導をしているようだった。

皆さん、比較的息子と同じくらいの重さの障がいを抱えている印象。
現在の在籍者は通常学級と同じレベルで学習しているというが、
それは相当優秀なお子さん達だなあ、と驚いた。
注意が逸れがちの我が子には難しい環境だ。
聴覚過敏のお子さんはいないようで、ほっとした。

そうこうする内に、お子さん2人が突然取っ組み合いのケンカを始めた。
先生方が間に入って引き離して、お子さんは号泣。
共感しながらお話を聞いて、落ち着かせていた。

見学中、終始先生方も必死で
一生懸命務めていらしたが余裕は全くなく、
お子さん達もみな切羽詰まったような、ゆとりのない様子だった。
見ているこちらが切なくなるような状況だった。

教室をでて、通級教室に向かう途中、
「ボク、『はぁ~い!』(通常学級)がいい…。」
と息子がつぶやいた。



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E校訪問 ①

2016.06.21.15:08

アポのお願いのお電話から、この学校の窓口は
通常の教頭ではなく、教務主任の男性の先生だった。
非常に迷惑そうな対応なので、
見学に行く事自体が既に億劫になってしまった。
でも、入学するかも判らない親子にお忙しい中
小半日も時間を割いてくださるのだから、
迷惑に思うのも尤もな話だ、とも思った。

今まで見学した学校の中で、E校は一番自宅から遠い。

息子を連れて外出するのはとても勇気がいる。
乗り物が時間通りに来なかったり、
乗り継ぎに時間が掛かったりすると号泣するかもしれない。
乗ってからも、降りたいと言い出すかもしれないし、
やっと辿り着いた学校の目の前で帰りたいと言い出すかもしれない。
今回も事前に私一人で出向き、最短の乗り継ぎや、
最短コースの乗車車両番号や駅出口を確認した。

学校からは子供たちの声が聞こえてきた。
D校からは聞こえなかった声が聞こえてホッとしたが、
楽しそうな声ではなく、怒号だったりした。

実は私は近隣の学区の小学校に昔通っていた。
その頃からマンモス校で、色んな部門で優秀な成績を修めていたが、
それは一部の児童で、それ以外の児童は軽視され荒れている印象があった。
しかし、それももう何十年も前の話だ。実際に見て確かめるのみ。

当日、なんとか無事学校に辿り着き、応接室に通された。
息子は緊張のせいなのか、
ソファによじ登ったりトランポリン代わりにし始めた。
「私はお尻を付けて座ろうね」と息子に言ってから
「申し訳ありません、緊張すると興奮して中々人の話も聞けなくて…」
と先生方に申し上げると、
「この年だったらちゃんと座って聞けるよね、ふつうはね!」
と教務主任の先生は吐き捨てるように言い、
ほとほとうんざり、という表情を隠さなかった。

…ちゃんと聞けるようにさせたい、
そうなれるように手を携えて欲しい、
というお願いも兼ての訪問なのだが…。

少なくとも、この学校の上層部に理解はない、
という事は分かった。




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D校訪問を振り返って

2016.06.20.17:18

訪問後、正直D校に決めてしまいたい気持ちだった。
発達障がいに理解があり、支援体制も整っており、
息子の事も理解しようという姿勢があり、
校風も極めて平和そのものだった。

翌年、支援級の6年生が卒業し、うちの子が入らなければ
支援級は1クラスのみになり、担当教諭一人でみることになるという。
学校側としては、支援級に入ってほしかったはずだが、
息子の事を冷静に見極めて、通常学級を勧めて下さった。
そういう先生方にこそ安心して息子をお任せできると。

しかし、決めきれない何かがあった。
息子があの学校で過ごすイメージがどうしても湧かなかったのだ。
どうしてだろう、とずっと自問していた。

ぐるぐる、グツグツ考えた結果、
児童全体が物分かりよく理路整然と過ごしているからだろう、
という考えに至った。
少ない情報で状況を即座に理解し、
正しく行動できそうなお子さん達ばかりに見えた。
息子にとっては、説明しても理解できない状況であっても。
そして、息子がなぜ同じようにできないのか、
同級生に理解してもらうことは逆に難しそうに感じられた。

そういった環境では、
息子は「教えて」、「助けて」と言えないのではないか。
人とのコミュニケーションを実践する機会すら失うのではないか。

考えすぎかもしれない。でも、可能性がない話ではない。

100点満点の学校なんてない。
十分恵まれているのだから、満足すべきでは?

色々と逡巡し、結論は出せず、
やはり後の二校も訪問して、比較の上決めることした。

次はマンモス校のE校だ。


ウチの子は工作や磁石が大好き。お手本は気にせず我流で色々作って楽しんでました。
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D校での面談

2016.06.14.17:25

支援級見学の後は、別室に通されて
通級や支援級担当教諭との面談を行った。
支援級教室から移動する間も
先生方が息子に何くれとなく話しかけてくれて、
息子もゲラゲラ笑って上機嫌だった。
「○○くんは笑顔がいいね~!」と言って頂いて、私も嬉しくなった。

円卓を囲んで、息子も私の隣に座らせて、
例によってお絵描きセットを渡して、面談を開始した。

サポートブックを差し出して、見て頂く間、改めて要望を伝える。

まず医師からの指導を説明。
同じくらいの重さのお子さんが多い支援級で難しい教科を、
その他の教科は通常級へ交流。
通常級に在籍するなら理解ある担任の指導の下、
難しい教科は取り出し授業が必要。
困りごとを伝えるのが難しい上、
多動他害がないので問題点が見過ごされ易く、
二次障害を起こす懸念があること。

それから私の思いとして、
息子がニコニコ通学出来て、人より遅くても少なくても、
本人にとって最大限、より多くが学べる環境を用意してやりたい、という事。

学校側の意向としては、
通級は個別学習指導はせず、STのみ。
支援級は、事前に確認通り、交流は個別に能力に応じて無制限にできる。

また、支援級では給食を自立支援の一環で力をいれており、
残していいのは1つのみ、
お代わりも「先生、お代わりを下さい。」と口頭でお願いするまで対応しない、
などを実践しているとのこと。
給食を一口も食べず帰宅することもある息子には非常に厳しい環境ではある。

園でも、指示が通らず、クラスのお友達を見て
遅れて動くことが多いとお話すると、
支援級の先生が仰った。

人を見て真似ができるのなら、通常級での刺激も大事な支援になる。
この学校の支援級は息子さんには退屈かもしれない。
勉強についても、一年生で学ぶのは仮名や数字、足し算の初歩なので
通常級で様子を見てみてもいいのでは。
支援級に入るだけが支援になる訳ではない。

息子を真摯に見た上でのご意見が、有難かった。
笑顔で手を振って頂きながら、学校から帰途についた。


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beamed on

Author:beamed on
ようこそお越しくださいました。
同じ診断名のお子さんでも、特性は様々ですね。全くご参考にならないこともあるかと思いますが、こどもの笑顔を保ちつつ、できるだけ多くを吸収してくれたら、としてきたことを、綴っていきたいと思っています。

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